【2022入試】兵庫県公立高校入試の平均点と各教科の傾向|高校別合格目標点

しのはら塾長
兵庫県の公立高校入試の平均ってどのくらい?
っていうか、何点取れば合格できるの?

この記事では兵庫県公立高校入試の平均点や合格点について考えていきます。

兵庫県公立高校入試の平均点は兵庫県教育委員会のHPに掲載されています。
ですが、合格点は非公表なのです。

そのため、毎年「自分の目指す高校に合格するために何点取ればいいの?」という質問を多くいただきます。

・兵庫県公立高校入試の平均点の推移
・平均点と同じくらい大切な高得点率について
・各教科の傾向
・高校別の合格目標点数

今回の講義ではこれらについてお話していきます。
平均点と各教科の傾向について、さらに高校別の合格点の目安をご紹介します。

兵庫県の公立高校入試受験生は必見の内容です!

兵庫県公立高校入試の平均点推移

下記の表が兵庫県公立高校入試の平均点の推移です。

2018年 2019年 2020年 2021年
国語 60.0点 57.4点 48.5点 53.2点
社会 62.3点 62.8点 53.4点 60.1点
数学 54.9点 51.7点 52.3点 52.6点
理科 36.1点 43.4点 55.1点 51.7点
英語 51.8点 53.9点 54.2点 52.1点
5教科合計 265点 269.5点 263.5点 269.5点

2018年から2021年まで5教科の平均点は265点前後で安定しています。

高得点率を意識しよう!

兵庫県公立高校入試では教科ごとに得点別の人数割合が公表されています。
着目すべきは、80点以上の得点を取っている受験生の割合(高得点率)です。

というのも、兵庫県の公立高校入試では教科ごとに高得点率が大きく異なるからです。
年度によって差はありますが、高得点が取りやすい教科と高得点を取るのが困難な教科とに分かれます。

合格を目指すためには、適切な目標設定が必要です。
受験は5教科の合計で競います。
そのため、高得点率が1桁%のような教科で高得点を目指すよりも、高得点が取りやすい教科で高得点を目指す方が効率が良いのです。

高得点が取りやすい教科で高得点を取り、高得点が取りにくい教科では問題難易度に合わせた目標を建てて学習を進めましょう。

80点以上の得点を取っている受験生の割合(高得点率)は以下のとおりです。

2018年 2019年 2020年 2021年
国語 11.6% 7.0% 2.9% 2.3%
社会 22.8% 21.4% 8.2% 16.1%
数学 3.1% 2.4% 5.1% 3.9%
理科 0.1% 2.0% 11.4% 6.3%
英語 16.2% 13.3% 13.4% 13.1%
5教科合計 3.1% 3.9% 4.8% 3.9%

英語・社会は高得点が取りやすく国語・数学・理科は高得点が取りにくいということがわかります。
各学区のトップ校を目指す人は、英語や社会では80点以上を目指して学習しましょう。

教科別の得点傾向

ここからは各教科の傾向について、くわしく見ていきます。

国語

国語は、2018年は受験生の11.6%が80点以上を取り、比較的高得点を目指しやすい教科でした。
ですが、年々低下し2021年には2.3%までになっています。

難易度が上がったのには理由があります。

それは、新学習指導要領や大学入試共通テストを意識した、思考力や判断力などを見る問題が増加していることです。
2020年からは新聞のインタビュー記事の読み取り・チラシ作成に関する話し合い・アンケートの集計結果の読み取りなどが出題されています。
こうした実用的な場面での国語力が問われる問題パターンは、近年様々な都道府県で見受けられる傾向です。

社会

2019年まで高得点率は20%を超え、上位校合格のためには80点以上を取らないといけない教科だった社会。

ですが、2020年は高得点率が8.2%まで落ち込みました。
この一つの原因は資料を読み取る問題が増加したことにあります。

以前は暗記が物を言う教科だった社会。
2021年はその傾向が戻った印象もあり高得点率も回復しました。

ですが、今後も2020年のような難易度が高い問題が出題される可能性があります。

数学

数学は高得点率が例年低いのが特徴です。
ですが、下記の表のように60点~79点台を取っている受験生も実は多いのです。

2018年 2019年 2020年 2021年
平均点 54.9点 51.7点 52.3点 52.6点
80~100点 3.1% 2.4% 5.1% 3.9%
60~79点 40.1% 33.6% 31.9% 31.6%

平均点より高い点数を取っている受験生が多いということが表れています。

標準レベルの問題はしっかりと練習をして60~70点台を取れる受験生と、そういった問題もなかなか解けていない30~40点台の受験生との二極化が起こっています。

まずは学校のワークのような基本レベルの問題をしっかりつけることから学習を進めていきましょう。

理科

理科は2015年(42.6点)、2016年(40.9点)、2018年(36.1点)、2019年(43.4点)と平均点が50点を下回ったことも多く、全国の公立高校の入試問題の中でもトップクラスの難易度です。

2020年は平均点が55.1点と5教科の中で一番平均点が高くなりました。
80点以上を取った生徒も11.4%と多く、例年よりも解きやすい問題が多く出題されました。

ですが、今後も難易度の高い問題が出題される可能性はあります。
2019年までのような難易度の高い問題が出題されることを想定して勉強をすすめていきましょう。

英語

英語は高得点(80~100点)を取っている受験者の割合が他の教科と比べて高いです。(2021年13.1%・2020年13.4%・2019年13.3%)
ですが、高得点を取っている生徒が多いのにも関わらず全体の4分の1の受験生は40点を取れていません。(2020年26.2%,2019年27.3%)

このことから英語は得意と不得意がはっきり分かれることがわかります。
得意な生徒は80点以上、苦手な生徒は40点以下と得意不得意の差が大きい教科だと言えるでしょう。

高校別の合格目標点数

ここからは、高校別の合格目標点数を考えていきます。

兵庫県の公立高校入試では高校別の合格点などは発表されていません。
そのため、過去問演習などの際に「実際どのくらいの点数が取れていないといけないのか」といった質問を多くいただきます。

実際には内申点が入試全体の半分の配点を占めるため学力検査の結果だけで合否が決まるわけではありません。
そのため、今回ご紹介する目標点はあくまで目安です。

受験生の上位何パーセントならその高校に進学できる?

次の表は、兵庫県公立高校入試での普通科の受験生のうち上位何パーセントであれば、その高校で合格できるかの目安を示した表です。

全高校の普通科の定員の合計は19,882人。
たとえば、偏差値64~69の高校の定員の合計は2,160人で全体のおよそ上位10.9%になります。

同様に、すべての高校の定員と偏差値から計算したものが次の表です。

学力レベル 第1学区 第2学区 第3学区 第4学区 第5学区
受験生上位10%
(偏差値64~69)
神戸(69)
長田(69)
兵庫(67)
星陵(65)
市立西宮(66)
尼崎稲園(64)
加古川東(67) 姫路西(68)
姫路東(65)
受験生上位20%
(偏差値61~63)
北須磨(63)
御影(63)
宝塚北(63)
市立西宮東(63)
北摂三田(63)
小野(62)
明石北(61)
加古川西(61)
市立姫路(62)
受験生上位30%
(偏差値58~60)
市立葺合(60)
夢野台(59)
芦屋(58)
須磨東(58)
三田祥雲館(59)
西宮(59)
姫路飾西(60)
龍野(59)
姫路南(58)
受験生上位40%
(偏差値55~57)
伊川谷北(57)
須磨友が丘(55)
鳴尾(57)
伊丹(56)
川西緑台(55)
東播磨(57)
明石城西(55)
市立琴丘(55) 豊岡(57)
受験生上位50%
(偏差値53~54)
神戸鈴蘭台(54)
市立六甲アイランド(54)
洲本(53)
舞子市立(53)
須磨翔風(53)
尼崎北(54)
市立伊丹(54)
宝塚西(54)
加古川北(54)
西脇(53)
三木(53)
相生(54)
福崎(53)
八鹿(53)
受験生上位60%
(偏差値51~52)
神戸甲北(50)
神戸高塚(49)
市立尼崎(52)
西宮北(52)
伊丹北(52)
明石(52)
明石西(52)
高砂南(51)
網干(52)
受験生上位70%
(偏差値48~50)
有馬(50)
尼崎小田(49)
柏原(49)
三田西陵(49)
川西北陵(48)
西宮南(48)
西宮今津(48)
北条(50)
社(50)
加古川南(49)
香寺(50)
赤穂(49)
市立飾磨(48)
太子(48)
豊岡総合(48)
受験生上位80%
(偏差値46~47)
淡路三原(46) 伊丹西(47)
篠山鳳鳴(47)
宝塚(47)
市立尼崎双星(46)
武庫之荘総合(46)
明石南(47)
高砂(46)
三木北(46)
山崎(47)
受験生上位90%
(偏差値43~45)
伊川谷(45)
津名(45)
東灘(45)
尼崎西(43)
尼崎(43)
明石清水(45)
播磨南(44)
三木東(43)
神崎(45)
姫路別所(44)
香住(44)
受験生上位100%
(偏差値35~42)
神戸北(42)
淡路(39)
川西明峰(42)
西宮甲山(42)
宝塚東(41)
猪名川(40)
氷上西(38)
松陽(42)
吉川(38)
多可(37)
上郡(42)
佐用(38)
夢前(38)
家島(35)
伊和(35)
千種(35)
生野(42)
出石(41)
浜坂(40)
和田山(40)
村岡(38)

上位○○%の受験生は何点を取っていた?

兵庫県教育委員会は毎年の受験で得点率の割合を公表しています。
それを見ることで受験生の上位○○%の受験生が取っていた5教科合計点数がわかります。

自分の志望校と見比べることで、5教科合計何点ぐらいが目標になるのかを調べることができます。

高校
(丸数字は学区)
2018 2019 2020 2021
受験生上位10%
(偏差値64~69)
①神戸(69)
①長田(69)
①兵庫(67)
①星陵(65)②市立西宮(66)
②尼崎稲園(64)③加古川東(67)④姫路西(68)
④姫路東(65)
375点
75%程度
375点
75%程度
360点
72%程度
375点
75%程度
受験生上位20%
(偏差値61~63)
①北須磨(63)
①御影(63)②宝塚北(63)
②市立西宮東(63)
②北摂三田(63)③小野(62)
③明石北(61)
③加古川西(61)④市立姫路(62)
340点
68%程度
340点
68%程度
340点
68%程度
340点
68%程度
受験生上位30%
(偏差値58~60)
①市立葺合(60)
①夢野台(59)
①芦屋(58)
①須磨東(58)②三田祥雲館(59)
②西宮(59)④姫路飾西(60)
④龍野(59)
④姫路南(58)
320点
64%程度
315点
63%程度
315点
63%程度
315点
63%程度
受験生上位40%
(偏差値55~57)
①伊川谷北(57)
①須磨友が丘(55)②鳴尾(57)
②伊丹(56)
②川西緑台(55)③東播磨(57)
③明石城西(55)④市立琴丘(55)⑤豊岡(57)
290点
58%程度
290点
58%程度
290点
58%程度
290点
58%程度
受験生上位50%
(偏差値53~54)
①神戸鈴蘭台(54)
①市立六甲アイランド(54)
①洲本(53)
①舞子市立(53)
①須磨翔風(53)②尼崎北(54)
②市立伊丹(54)
②宝塚西(54)③加古川北(54)
③西脇(53)
③三木(53)④相生(54)
④福崎(53)⑤八鹿(53)
275点
55%程度
275点
55%程度
275点
55%程度
275点
55%程度
受験生上位60%
(偏差値51~52)
①神戸甲北(50)
①神戸高塚(49)②市立尼崎(52)
②西宮北(52)
②伊丹北(52)③明石(52)
③明石西(52)
③高砂南(51)④網干(52)
260点
52%程度
260点
52%程度
240点
48%程度
255点
51%程度
受験生上位70%
(偏差値48~50)
②有馬(50)
②尼崎小田(49)
②柏原(49)
②三田西陵(49)
②川西北陵(48)
②西宮南(48)
②西宮今津(48)③北条(50)
③社(50)
③加古川南(49)④香寺(50)
④赤穂(49)
④市立飾磨(48)
④太子(48)⑤豊岡総合(48)
225点
45%程度
235点
47%程度
225点
45%程度
225点
45%程度
受験生上位80%
(偏差値46~47)
①淡路三原(46)

②伊丹西(47)
②篠山鳳鳴(47)
②宝塚(47)
②市立尼崎双星(46)
②武庫之荘総合(46)

③明石南(47)
③高砂(46)
③三木北(46)

④山崎(47)

205点
41%程度
210点
42%程度
200点
40%程度
210点
42%程度
受験生上位90%
(偏差値43~45)
①伊川谷(45)
①津名(45)
①東灘(45)②尼崎西(43)
②尼崎(43)③明石清水(45)
③播磨南(44)
③三木東(43)④神崎(45)
④姫路別所(44)⑤香住(44)
175点
35%程度
190点
38%程度
175点
35%程度
175点
35%程度
受験生上位100%
(偏差値35~42)
①神戸北(42)
①淡路(39)②川西明峰(42)
②西宮甲山(42)
②宝塚東(41)
②猪名川(40)
②氷上西(38)③松陽(42)
③吉川(38)
③多可(37)④上郡(42)
④佐用(38)
④夢前(38)
④家島(35)
④伊和(35)
④千種(35)⑤生野(42)
⑤出石(41)
⑤浜坂(40)
⑤和田山(40)
⑤村岡(38)
150点
30%程度
150点
30%程度
150点
30%程度
150点
30%程度

 

偏差値60以上の高校を目指すなら5教科350点を。

偏差値60以上の高校を目指す場合は、兵庫県内で上位20パーセントほどに入る学力が必要です。
学力検査ではおよそ340点を目標にしましょう。

偏差値55~60の高校を目指すなら5教科300点を。

偏差値55~60の高校を目指す場合は、上位30パーセントに入らなければいけません。
学力検査ではおよそ300点を目指しましょう!

まとめ

今回は兵庫県の公立高校入試の学力検査の点数についてまとめました。

高校受験は、高得点が取れる教科では高得点を目指す。
反対に高得点が取りにくい教科では基本問題で失点せずに上位を目指す。
こうした全体を見据えた学習計画が必要になります。
また、各々の得意不得意も考慮に入れる必要があるでしょう。

以上です。
今回の講義も兵庫県公立高校入試の受験生にとって参考になりましたら幸いです。
ご質問などがございましたら、TwitterのDM当スクールのお問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

ご感想やご質問はこちらからどうぞ
  1. 上田 澄子 より:

    公立高校社会の、一問一答の次にする問題集は2021年のと、2022年どちらが良いですか?

    • コメントありがとうございます。
      一問一答の次にする問題集というのは過去問のことでしょうか?
      過去問の2021年と2022年どちらを使用すべきかという質問だとしてお答えさせていただきます。

      過去問ならばできるだけ最新年度の問題を解くようにするべきかと思います。
      入試問題には流行というものがあるからです。
      既に2022年入試用は発売されているので参考にしてみてください。
      https://amzn.to/3yXWScT

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